自分のプロジェクトマネジメント能力とPMBOK GUIDEの役割とその関係

プロジェクトマネジメント能力の中味は、知識の質と量・実践力・人間性なのだろう。この3要素がそろって、じわじわとプロジェクトにプロジェクトマネジメント能力を摘要できるようになる。
このうち実践力は、知識の裏打ちが無いと獲得できない。小学校ので四則演算を習得できない者は構造力学で仮設の橋梁の設計ができず、あるいはコストを計算できないだろうということだ。これはどう転んでも、ひっくり返ることは無い。
PMPの認定は、基本的に知識に対する認定である。つまり、四則演算に該当する部分。そのハードルくらい越えていないと、その後の実践力など身につけようとするだけムダになる。
PMBOK GUIDEは、四則演算の教科書であって、それが、スグに何かに直接役立つということはない。四則演算があまりにも誤解を招くというなら高校数学でも良い。スラブの力学計算ができるためには高校数学が必要だが、高校数学ではスラブの力学計算を直接考えることはたぶん出来ない。
この関係をまず理解しないと、おそらく、プロジェクトマネジメント能力とPMBOK GUIDEの関係は理解できない、、、ということになる。PMBOK GUIDEをいくら読んでもプロジェクトの役に立たない!と主張する人がいるが、それは正しいのだが、同時にPMBOK GUIDEすら理解していないようではプロジェクトマネジメント能力を身につけることはできない。そういうコトだ。