報道とはいったいなにか。ホリエ氏&LDニュースについて考える。

その場に行けない人にかわって、伝えること、が、まず必要だと思います。これは、通信社が担っている機能だと思います。誰かのかわりにその場に行って、記号化して伝達することが、報道というものだと思います。

気づかないことに気づくか?が、ジャーナリズム性の第一歩ではないかと思います。その上で、正しいことは何か?というものに照らす活動がジャーナリズムだと思います。で、この正しいことのとらえ方、ここがジャーナリズムの持つ問題点なのだと思っています。

これはプロジェクトマネジメントでいう計画と実績の関係に酷似しています。

堀江社長はこの部分を否定しているのではないようです。ここで特定のジャーナリストの考えではなく、ネットによる意見集約というのがあってもいいじゃないかというのが堀江社長の考えのように思えます。そういう意味で、手法に対するチャレンジのように見えます。

もちろん、これは時間にするとインシデントから数時間〜24時間といったレベルの話で、情報が加工されて現存のメディアで流通するよりはむしろ速報性があるように思えます。

http://people.weblogs.jp/pm/ から引用)

ネットワーク上の言論は自然発生的に最初から存在していて、私もこのように、勝手なことを勝手に書くことが出来ています。しかし、全員が全員でどのように活動した、としても、そこにジャーナリズムはあっても、報道にはなり得ないと思います。それを集約する手法が確立できれば、、、、確かに、、、、おもしろいといえばおもしろいです。

この点について、何故私がこだわるのか、というと、http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__37/category 以下、ライブドアニュースの質の低さ、、、、これが原因です。もしホリエ氏が、情報を伝えようという意志を持つのであれば、こんなものを野放しにしておいて良いのでしょうか。問題点を整理してみます。

  • 取材していない(電話一本かければわかることを・・・・)
  • NPOなど市民活動の当事者ばかり取り上げている(そこに分析が無い)
  • 都庁くらいしか会見に行っていない(これは、会見に行けないのでしょう)
  • とにかく文章が酷く誤解・情報不足の宝庫(私の文章並に酷い)

これは、ニュースを名乗っていますが、ニュースに必要な最低限の機能を満たしていません。また、ジャーナリズムでもありません。金さえあれば何でも買えるのでしょうが、まず、まともな記者にまともな金を支払って、買うべきではなかったのではないでしょうか(求人は昨年10月頃出ていたようですが、その結果がコレ・・・・私はある程度経緯を知ってしまっています)。
おそらく、放送、新聞各社の記者は、これを見れば、LDのホリエ氏が何を言おうが支配されたら大変なことになる、と、普通感じると思います。一体どのようなガバナンスの結果、こんな悲惨な状態を放置して、他社を買おうなどと言っているのか・・・・。それはそれは怖い話だと思います。

破壊者としてのホリエ氏を支持しますし、仮処分の結果も当然だと思います。しかし、買われた側もお気の毒、、、、というところです。